エントランスの先に広がる高く開放的なシーリング、海に沈み行く夕陽の緋色に染められた茜雲のような絨毯が印象に残るクラシカルなダイニング。
目の前に広がる松原の木立や遠く波が寄せる浜辺の景色を眺めながら、沈む夕陽と共にお料理をお楽しみ頂きます。
テーブル席やカウンター席の他、半個室を設けたダイニングはあたたかみのあるファブリックの椅子が並びます。
グラスの交わる音が響く高い天井には、ステンドグラスとノスタルジックなシャンデリアが。
夕陽の光、そしてクラシカルな灯りが今宵の晩餐を演出します。
営業時間 | 17:30~21:00 (L.O. 19:30) |
瀬戸内の潮にもまれる新鮮な魚介、瑞々しく鮮やかな野菜、風味豊かな淡路牛。
かつて御食国と称えられた淡路島の風土を守り、豊かな経験や技術が地産の恵みを育み続けています。季節の訪れを告げる島の食材は、淡路島の、そして島に暮す人々からのおもてなしです。
淡路米
鮎原産のキヌヒカリ
淡路島の土は強い粘土質で米作りに適しているといわれており、歴史を紐解くと古事記にもその名が伝えられています。
そんな淡路島のお米の中で島のほぼ中心、鮎原地区で作られるキヌヒカリは、炊き上がったお米の白さと程よい粘り気、そして絹のようにつやつやとした輝きが特徴です。
淡路島レタス
南あわじ市にある三原平野を中心に露地栽培される淡路島レタスは、兵庫県のレタス生産シェアの90%を占めています。
淡路島の温暖な気候や肥沃な土壌が育てる新鮮なレタスの食感をお愉しみください
淡路島玉葱
南あわじ市にある三原平野をメインに栽培されている淡路島のブランド食材。糖度の高さ(9~10%)、玉葱独特の辛味の少なさ、そして繊維のやわらかさ(通常の硬さの約半分)が特徴です。
その秘密は、通常約4ヶ月といわれる栽培期間を淡路島では6ヶ月もかけてじっくりと栽培していることです。
そして長年かけてつくられた玉葱栽培に適した栄養豊かな三原平野の砂壌土にあります。
鳴門の鯛
全国に名を馳せるブランド食材。鳴門海峡の激しい潮流にもまれ身が抜群に引き締まっていることが特徴。産卵期の春は体を桜色に輝かせることから桜鯛と呼ばれます。
また、秋は紅葉鯛と呼ばれ、紅葉の季節の鯛が特に美味と云われています。
由良の赤雲丹
夏のわずかな解禁期間のみ素潜り漁で一つ一つ丁寧に獲られる由良の赤雲丹。市販されている雲丹はミョウバンなどで身を固め、崩れにくい身の背を見せるように並べるのですが、全国的にも有名な由良産の赤雲丹は腹側を見せて盛り付けるのが特徴的。
これは鮮度が良くないと出来ない盛り方で「逆手の雲丹」とも呼ばれます。口に入れた瞬間にふわっと鼻に抜ける甘い香りと濃厚な味わいが特徴です。
沼島の鱧
京都などの高級料亭で「鱧なら沼島の天然鱧」と言わしめるブランド食材。
沼島で採れる鱧は、小顔で皮が薄く身にねばりと弾力性があるのが特長です。
淡路島玉葱と一緒に味わう鱧すき鍋は、夏に淡路島を訪れたら食べて頂きたい一品です。
淡路島3年とらふぐ
地元の福良湾で水揚げされる淡路島3年とらふぐは冬のブランド食材。
鳴門海峡近くの限りなく自然に近い環境で育つため、その運動量によって身が抜群に引き締まって旨味もたっぷりです。
ふぐは通常2年で出荷されますが、3年間丁寧に育てられ、より歯ごたえのある大きなふぐとして、喜ばれています。
淡路牛
畜産が盛んな淡路島全土で、のびのびと育つ淡路牛。1310年「国牛十図」には、筑紫牛、御厨牛につづいて淡路牛が記されており、古くから歴史を重ね愛されてきました。
淡路牛は筋繊維が細かく舌触りも良く、肥育すると脂肪が肉質に細かく入り込みます。
熱を加えるとサシが溶けて、筋肉の旨味と脂肪の香りが絶妙に混ざり合い、口の中いっぱいにまろやかな和牛独特のおいしさが広がります。
今もなお島に残る原風景の棚田、大小様々な漁港、朴訥な島の風景は訪れる方の心にそっと染み入ります。太陽の温もりを伝える大地にふれ、金波銀波を纏う四方の海にふれ育まれる淡路島ブランド食材たち。
あわじ浜離宮では、地産の新鮮な魚介を中心に日々仕入れを行い、地元で育った島の旬野菜を積極的に取り入れたお料理を大切にしています。
毎朝、箱いっぱいに届く地元契約農家育ちの野菜。
料理長が季節ごとに美味しい野菜をリクエストし、そして生産者からも様々な旬の味覚をご提案頂きつつあわじ浜離宮の料理は出来上がっています。
減農薬にこだわる柏木農園は、納豆菌で土を作り、乳酸菌で畑を綺麗に。
丹念に育てたおいしさを今日も届けて頂いています。
平成26年よりスタートした「淡路島産食材こだわり宣言店」。
淡路島産の食材を積極的に利用(約5割以上、または約8割以上)使用しているお店が登録・宣言でき、店舗内に宣言ステッカーを貼ってお客様に知って頂く取り組みです。
旬房 新淡ARATANでは8割以上の3つ星マークを頂きました。
お野菜だけではなく、お肉や魚介類も淡路島産にこだわり、皆さまにご提供させて頂きます。
あわじ浜離宮のお食事は、『淡路島の新しい食へ』との思いを込めて名前をつけた、旬房「新淡 ARATAN」にて夕食・朝食をご用意させて頂きます。
料理人は地元生産者の畑や漁場へ出掛け、旬を迎えた自然の恵みと出逢います。
島の漁港に集まる地産の新鮮な魚介を基調に、島の大地で育った滋味溢れる淡路野菜や風味豊かな淡路牛をアンサンブル。
四季折々に淡路島ならではの恵まれた食材を存分に活かした料理の数々は、味わうごとに色褪せることのない特別な想い出へと形をかえていきます。
一日の始まりは、和と洋の充実したブッフェスタイルの朝食をダイニングでご用意いたします。
定番の品から四季折々の素材を基に島の味覚を愉しめる料理まで、島の元気をもらえる数々のメニュー。
ホテルの前に広がる美しい慶野松原を眺めながら、ごゆっくりお召し上がりください。
清々しい朝のひと時、陽の光が心地よい日にはテラス席もおすすめです。
営業時間 | 7:30~10:00 (L.O. 9:30) |